店長の品格

毎日の営業ご苦労様です!店長として苦悩する毎日ですが、共に苦労している皆さま。また、将来は店長をめざす皆さまといっしょに自分が学んだことを日記に記していきます。

店長ならば年間売り上げ金額の高い顧客を上位10%の名前は言えるようにすること!

業種によって違いますがアパレル関係や美容室などでは年間。家電量販店や家具屋さんだと大きな買い物をする人もいるので数年間単位で店舗でお買い上げ頂いている金額の上位10%に入る顧客は店長ならば名前と顔が一致するように心がけるべきです。

 

この上位のお客様たちは他のお客様とは顧客単価が大きく違います。

 

年間20万円使ってくれるお客様なら年間1万円のお客様の10人分に相当するわけです。

 

ですから、この上位10%のお客様は絶対に他社に流してはいけません。

 

他のお客様と同じでは逃げていきます。

 

この売り上げを支えているお客様には、例えば、特別セールのはがきを作り、一言手書きで日頃の感謝の言葉を添えるとか。お買い上げいただいた数日後には必ずお電話を差し上げて商品に不満がないか確かめるとか。

 

日頃の業務が忙しくて無理という人が殆どでしょう。

 

しかし、大半の仕事よりも売り上げを支えている上位10%の顧客を大切にすることは重要な業務です。ご来店されたら店長が自らご挨拶に伺うとか、商品に不具合があったりしたら駆けつける。

 

すべてのお客様に圧倒的な他社との差別化でのサービスを行うのは難しいはず。でしたら、時間をコストのかかるサービスをこの売り上げ上位の顧客に傾け、他社との圧倒的なサービスをここに絞り込むべきでしょう。

 

売り上げを落としている店舗は、ほとんどの場合、多くのお客を失う前に、この上得意さまを失っております。上得意様を失うと売り上げが落ち、無駄な作業、努力により人件費などのコスト増など負のスパイラルに入ることが多いのです。

 

逆に売り上げを安定して伸ばしている店舗は、この上得意様を非常に大切にしています。お店を支える土台である上得意様。店長ならば、まずこの顧客が誰なのか?顔と名前を知っておくことは最低限必要です。