店長の品格

毎日の営業ご苦労様です!店長として苦悩する毎日ですが、共に苦労している皆さま。また、将来は店長をめざす皆さまといっしょに自分が学んだことを日記に記していきます。

松下幸之助流・部下の叱り方

松下電器、今のパナソニックですね。その創設者は松下幸之助さん。経営の神様と言われる人です。

 

部下を持つ立場の人ならその部下の叱り方について誰しもが頭を悩ませた記憶があるのではないでしょうか?

 

叱りつけたら、その後、へそを曲げて更に言う事を聞かなくなった。陰口を言われて会社での立場が悪くなった。コンプライアンスに訴えられた、などなど。

 

では、経営の神様、松下幸之助さんはどのように部下を叱っていたのでしょうか?

 

実は結構めちゃくちゃです。

 

ある時腹を立てた松下幸之助は、持っていたソロバンで部下の頭を思いっきり殴ったそうです。

 

現在なら、コンプライアンスどころか新聞に出ちゃいますね。会社の代表が部下の頭をソロバンで思いっきり殴るんですからね。

 

さらにソロバンの玉がバラバラと飛び散り、部下は頭から流血!!!

 

しかし、松下幸之助がとった行動は、なんと流血している部下を放っておいて落ちたソロバン玉を追いかけたそうです。

 

無茶苦茶です!

 

しかし、部下はそんな彼について来た!何故でしょう。まぁ、カリスマ性っていうのもあるでしょうが、松下幸之助はどんなに怒った後でも決して後腐れなかったそうです。

 

怒った後でも、直後にはケロッとした顔で「ところで、話の続きやけどな」っと普通に仕事の話に戻ったそうです。

 

またある時は、怒られた社員が翌日に「昨日はすみませんでした」と頭を下げると「おー!私の言うことをちゃんと理解してくれてる何て大したもんや!引き続き頼むで」とニコニコして激励するそうです。怒られて部下はそれで「あの人はちょっと自分の事を見てくれている」と感じたそうです。

 

時代も違いますので、ここまで無茶は出来ませんが、叱った後のフォローが大切と言う事ですね。飴と鞭の使い分けをしっかりとし、怒る時は本気で怒る。しかし、その後のフォローは十分に行う事が大切でしょう。