店長の品格

毎日の営業ご苦労様です!店長として苦悩する毎日ですが、共に苦労している皆さま。また、将来は店長をめざす皆さまといっしょに自分が学んだことを日記に記していきます。

人は安さではなく値引きの理由で購入する

家電屋さんに勤めている友人にこんな話を聞いたことがあります。

 

冷蔵庫を誤って開梱してしまい店頭に2つ同じ商品を展示することになったそうです。しかし、2つも同じ商品を展示していても仕方がないので展示未使用品として10%値引きし値段をつけたところその日のうちに販売できたということでした。

 

その冷蔵庫は、月に2本も売れればいい方。新品を交渉で10%値引きしたところで早々売れる物ではないそうですが、新品を正規の値段で。その隣に展示未使用品として10%値引きした商品を置くことでお客さんとしては比較できるものがあり、さらには正直に間違って開梱してしまったことを伝えたために、その値引きの理由に納得して購入したということでしょう。

 

他の業種でもよくある事です。「間違って大量に発注してしまいました。助けてください!」などPOPとともに大量に積まれた在庫とちょっとだけ値引きしたプライスを貼ったらすぐに売り切れたとか、アウトレット品で去年の製品を大量に並べたらお客さんが群がったとか。

 

同じ10パーセント引きでも一方はただ10パーセント値引きと書いた物と「キズありのため10パーセント値引き」と書いたものでは、値引きの理由に納得してもらえれば後者の方がよく売れます。

 

販売業の方なら経験している事かとも思いますがこれは応用も聞きますので頭に入れておきましょう!