ザイアンス効果をビジネスで活用するには
ザイアンス効果(単純接触効果)というのをご存知でしょうか?
アメリカの心理学者、ロバート•ザイアンスが論文で発表し有名になった法則ですが、人は初めて興味がなかったり、苦手だったものも、何度もあったり触れたりしていると良い印象になってくるというものです。
音楽など分かりやすいですね。何とも思ってなかった歌でもCMやドラマで何度も聴いていると好きになってきたりします。
これは味や服などあらゆるもので起こる効果です。結婚して始めは妻の料理が口に合わなかったけど、10年もしたら実家の母親の味付けがおかしく感じて妻の料理の方が好みになったとか、サラリーマンではスーツ着てないとやる気が出ない何てものも、このザイアンス効果によるものです。
では、これをビジネスに応用できるかと言うとめちゃくちゃ出来ます。
まぁ、CMなんかは、モロにザイアンス効果ですね。繰り返し見せることによって欲しくさせます。
営業でも同じです。買う気がないのに何度も足を運んでくる営業。買った後にも何度も電話してきて操作方法などを教えてくれる街の電気屋さん。意図してるかどうかは別として経験的にザイアンス効果を使っているわけです。
最近ではスマホのLINEやアプリ登録を促す店舗も増えています。これなんかもザイアンス効果です。スマホは毎日目にしますからね。アプリのアイコンや定期的に送られるLINEでの割引券など単純接触効果を用いているわけです。
本社からアプリのダウンロードの目標なんかが設定されている店舗もあるようですが、そんなの意味ないよーと思わず積極的にダウンロードして貰うべきです。ザイアンス効果は、すぐに結果が出るわけではありませんが、心理学的にも効果のある販促なのです。