今や商品を売るだけでなくサービスを売る時代
大手の電気屋さんで買い物をすると長期保証というのをすすめられた経験があるのではないでしょうか?
今では、長期保証だけでなくインターネット回線やポイントカードの機能の付いたクレジットカード、パソコンのサポート、スカパーやBSの契約、さらにはお家のリホームまで進めてくることがあります。
今や家電量販店は家電製品を売るだけではなくその他のサービスにも力を入れている証拠です。
これは家電量販店に限ったことではなく、車の販売店でも同じような事が言えます。
トヨタ自動車のある販売店の利益配分は新車の販売のおよそ倍近くがメンテナンスによって稼がれているそうです。新車販売で1億稼いでたら2億近くメンテナンスで稼いでいるわけですね。
さらにローンや保険の手数料も含めると新車販売以外の利益の重要性は更に大きくなっていきます。
家電にしろ車にしろ商品をまず売らないと始まらないので商品販売の重要性はもちろんですが、ネットとの競合や車ではリース会社などの競合で店舗として利益を確保するにはサービス事業に力を入れないとやっていけない時代なのでしょう。
かつては、ガンガン販売する営業マンや販売員が重要視されてきました。しかし、サービスなしでは利益が取れない時代ではサービスを行えるスキルを持った人たちも重要になっていきます。
商品を売れ売れ!の時代では、売るための技術を社員に伝えてきましたが、これからの時代では、サポートやメンテナンスの出来る人達も育てていく必要があるのでしょう。
また、それらの重要性に気づいていない店舗経営者のお店には将来がないのかもしれません…。
営業マンや販売員が個人個人で売る時代から売る人、サービスする人と組織として売っていく時代になっていくことを理解しておく必要があるでしょう。