店長の品格

毎日の営業ご苦労様です!店長として苦悩する毎日ですが、共に苦労している皆さま。また、将来は店長をめざす皆さまといっしょに自分が学んだことを日記に記していきます。

返品OKの通販サイトでも返品は意外と少ない理由

最近では、ネット通販で返品OKと書かれたサイトが珍しく無くなってきました。

 

商品が返品されると多くのコストが掛かります。

 

まず、販売してからの梱包作業。発送の際の送料(販売側が負担する場合)。返品の際の電話、メールの対応。返品された商品の確認作業などなどです。

 

では、なぜコストが掛かるにも関わらず返品可能とするのか?

 

それはお店のイメージアップ。商品のイメージアップが主な狙いです。

 

そして、返品OKとしても意外と返品される商品は少ないと言われています。

 

まず、顧客は購入する際に返品可能という文字を目にします。これによって「この商品は使って気に入らなければ返品してもいいというくらい自信がある商品なんだな」と信頼して購入します。この時点で事前に信頼性が刷り込まれているわけです。

 

友人に「あのラーメン屋絶対美味しいから行ってみて!もしマズかったら金返すから!」と興奮気味に言われて行ったら、そうでもなかったとしたらどうでしょう?「ラーメン屋行ったけど、口に合わなかった!金返せ!」とは言えませんよね。あんなにもおススメしたくらいだから自分の感覚に合わなかっただけなのかも知れない。スープはまぁまぁ美味かったかも。と自分を納得させてしまう人が多いのではないでしょうか?

 

また、返品する側にもハードルがあります。返品の際の送料は購入した側の負担だったり、梱包して返さねばならない。返品の際のやりとりが面倒。これらの手間である程度納得いかない部分があっても大目に見てしまうことも返品が少ない理由のひとつです。

 

さらに日本人は、返品することを相手に迷惑が掛かると遠慮することも多いようです。普通の人なら社会常識と外れた事はしませんので故障や欠陥商品ならまだしも普通に使えてカタログ通りの性能なら返品はしないのでしょう。

 

このように返品可能とうたったところで意外と返品は少なく、返品可能と明記する事でブランドイメージの向上に繋がるというわけです。