ポイントカードに頼りすぎると売り上げは落ちる
今ではどこのお店でもポイントカードを作っていますね。
そのカード情報で顧客管理を行っている店舗も少なくありません。
しかし、これに頼りすぎるのも危険です。
スタッフに顧客の名前と顔がどれだけ一致するか?それを確認すると殆どが20名以下。昔では考えられないほど少ないのです。
なぜそんなに少ないのかスタッフに確認するとポイントカードなどのデータで管理しているから必要ないというクールな返答。
そういう時代かも知れませんが、それに頼り過ぎると危険です。商売は結局のところ人と人ですからね。
よく行く紳士服店の店長は100人くらいの名前と顔は記憶していると言っておりました。流石に個人情報などの関係でメールアドレスや電話番号は個人的なデーター管理は出来ませんが会社のパソコンさえあればいつでも引き出せるそうです。更にその100人の家族構成や好みも把握しているそうです。
私も含め、この店長を慕ってくる顧客は多いようで店長はいつも売り場でお客さんの対応をしています。
この店舗は正直立地条件はいい場所ではありません。この店長が5年ほど前に転勤してきた時も数字が落ち込んでおり大変だったと言います。しかし、顧客が安定してからはその心配もなく、顧客が顧客を呼ぶといういい方向に進んで行ったそうです。
この店長は顧客の家族も頭に入っていますので、子供がそろそろ新社会人になる。友人らが結婚してくる年齢。入学、卒業の年齢なども頭に入っています。ポイントカードの情報でもなかなかここまで追いつけませんし、仮にそれらを把握していても、電話などしても厄介がられるだけです。
データ管理は便利ですが、それを超えるのはやはり人ってことのようです。