決算期に在庫を減らせとはどういう意味があるのか
決算になると在庫を減らせと言われ、発注数が減らされたり、廃盤商品の処分を進めたりしますよね。これって何故なんでしょう?
簡単に言ってしまえば、在庫を多く持っていると税金が多く掛かるんです。
ざっくり説明しますと売れて儲かった商品に税金が掛かるのは分かりますね。しかし、まだ売れていない、また当分売れそうにない在庫にも税金は掛かるんです。
なので発注を抑えたり、在庫処分、決算セールを行って在庫を減らす努力をするわけです。
ただし、多くの方が間違いがちなのが何でもかんでも在庫を減らしてしまうケースです。
これによって店舗でよく売れている商品もが欠品している店舗も目にします。
これでは税金は抑えられてもお客さんは離れていってしまいますね。
減らすべき在庫は基本的に処分品です。
今期は売れずに残ってしまっても来期に同じ金額で売れる商品なら税金で大きく損するようなことはありません。問題なのは処分品など利益がどんどん下がっていってしまう商品。
あるいは売れずに倉庫に何年も眠っている商品。
正直、何年も売れずに倉庫で眠っている在庫であれば捨ててしまった方がいい場合もあります。
本来は、決算に慌てて投げ売り在庫処分をすることのないように常に適正在庫を心がけることが1番です。