店長の品格

毎日の営業ご苦労様です!店長として苦悩する毎日ですが、共に苦労している皆さま。また、将来は店長をめざす皆さまといっしょに自分が学んだことを日記に記していきます。

部下の叱り方

仕事が遅い。言われた通りに仕事が出来ない。

 

そんなものならまだ良い方!

 

仕事をすっぽかす。お客との約束を守らない…。

 

上司になれば部下を叱らなければならない時は必ずあります。

 

よくいる上司で「あの人は温厚で良い人だ」などと言われ怒れない上司がいますが、これは上司としては失格ですね。叱る時にはしっかりと叱ってあげなければなりません。

 

ですが、叱り方が悪いと相手のモチベーションを下げたり、会社全体の空気を悪くしたりしてしまうこともあるでしょう。

 

では、どのように叱るのが正しい叱り方なのか?

 

 

部下を叱っている時の表情、言葉・・・。実は、そんなものは、実際どうでもいいのです。

 

私事になりますが、学生時代野球部に入っていました。

 

友達と二人でランニングをさぼっていたのですが、その時にキャプテンから友達だけ叱られたのです。

 

「新入生で一番期待してるのにお前、何さぼってんだ!」

 

それを言われた友人は、心の底からキャプテンに誤っていたようですぐさまランニングを始めました。

 

一方の私は、まるでやる気なしです。友人は期待していると言われているのに私は無視・・・。それ以降、キャプテンが卒業するまでの間、私はキャプテンの言うことを心の中で否定し続けていました。

 

つまり、自分を認めてくれていない人の言うことなんて、どんなにその人が正しいことを言おうが、相手には届かないのです。

 

キャプテンの言うことは聞きませんでしたが、先輩で「お前、俺と同じような体格で小さいけどすばしっこからセカンドやれよ!」と言ってくれた先輩は大好きでボールの投げ方やとり方、バッティングまでその先輩を真似したのを覚えています。

 

実力差でいえば、おそらく大好きだったセカンドの先輩よりも4番バッターのキャプテンの方が上でしょう。ですが、自分を認めてくれた方の先輩の言うことを聞き続けたわけです。

 

部下を叱る時も一緒なんです。

 

まず、相手を認めない限りは、どんなに正論を言っても、どんなに数字で伝えてもダメ・・・。

 

まずは、相手を認めなければ届きません。ただの怒り損です。

 

 

叱っても全然応えない。一向に変わる気配がないのは、相手ではなく、自分がその人を認めていないからなのかもしれません。