説得力を上げる(デフユージング・エフェクト)
昔流行った言葉です。
みんな、つまり大勢で行えば個人の危機感や意識的な負担がやわらぐってことですね。何となく分かります!
心理学では、これを「拡散効果(デフユージング・エフェクト)」あるいは「希釈効果(薄めてしまう効果)」と言います。
これは、理解していると仕事の場面でも役立つことがあります。
例えば、上司にある提案をするときにも「私はこう思います」と言うよりも「みんなで話し合った結果、我々はこう思います」と伝えた方が大いに説得力が増します。また、伝えている自分にも自信がつくはずです。自分だけの意見ではなくみんなの意見ですからね。
また、営業でもお客さん相手に使うこともできます。「僕はこの商品とてもいいと思いますよ」と伝えたところで「お前の趣味なんぞ知らんがな」って話ですよね。
それよりも「雑誌の評価で1位の商品なんですよ。」「主婦が選んだナンバー1商品がこちらなんです」と言ったように多くの人が読む雑誌の評価や大勢の主婦が選んだ商品と言ったように「みんなが選んでいる」と伝えることにより売りたい商品が売れることがあります。
上司に何かを進言する時やお客さん相手で売りたい商品がある時には大多数の意見を集めたり、情報を収集することも大切です。