店長の品格

毎日の営業ご苦労様です!店長として苦悩する毎日ですが、共に苦労している皆さま。また、将来は店長をめざす皆さまといっしょに自分が学んだことを日記に記していきます。

孫子の兵法に学ぶ「勝算がなければ戦わず」

孫子の兵法の中の「諜攻編」、「勝算がなければ戦わず」には、経営においても参考になる重要なことが書かれています。

 

「敵の包囲する戦いには10倍の兵力をもって行う」

「5倍の兵なら敵を攻撃しても勝てる」

「こちらの兵力が敵の2倍なら、相手の兵力を2つに分離して戦えば勝てる」

「敵の兵力と同等の数ならば、全力を尽くして戦う。敵よりこちらの兵が少なければ退却もしくは、衝突を避けるべき」

「はじめから勝ち目がなければ戦わない」

 

現代のビジネスでも、この辺をしっかりと実践している会社もありますね。

 

最近では、PayPayというスマホ決算サービスで100億円キャンペーンというのが行われました。しかも、1回のみならず第2弾までも・・・。

マクドナルドのコーヒーも最近は美味しくなりました。スターバックスやコンビニと戦うためにマクドナルドはコーヒー農園を買い占め、さらに無料券などを配りまくったんですね。

新規参入で市場シェアをとるためには、それほどまでの圧倒的な資金が必要なんです。

 

孫子の兵法に照らし合わせれば、A社が5億円の販促費を使うなら、B社はその10倍の50億を使えば勝てるってことですね。5倍の25億で、まぁギリギリ戦っても勝てるかもということになります。

 

ただし、多くの企業では現実的に難しい・・・。

 

他社、他店の10倍の資金なんていちサラリーマンに使わせてくれるはずもない・・・。

 

そこで、考えなければならないのが「個」で戦うことです。

 

お店として他店の10倍の店舗面積、10倍の従業員を雇うことは難しい。ですから、例えば、洋服を販売するお店ならジーンズだけは地域一番とかホームセンターならペット用品は地域で一番とか、まずは「個」を育てていくのがベストです。